HOME

Bio Fach2003

ワールドオーガニックフェアの帰国報告

    

Bio Fachとは?     URL:www.biofach.de

ヨーロッパの中心ドイツ、そして日本、アメリカで開催され、世界の有機市場をカバーする見本市です。


    

この度、ドイツで開催されました「Bio Fach 2003 ワールドオーガニックフェア」から帰国したことをご報告します。

「Bio Fech 2003」は56カ国から出展参加があり、国際的な有機生産品の大見本市として2月12日から16日まで開催されました。
 会場となったニュルンベルグメッセはドイツらしい無駄のない機能的で美しいデザインの近代的かつ広大な建築物で、この町の中心となるDB(ドイツ鉄道)駅から車で約15分の郊外にあり、地下鉄メッセ駅でドイツ各地へとつながっています。
 オーガニック食品の国際展示場が3つ、オーガニック食品のドイツ市場向け展示場が2つ、オーガニックドリンク、ナチュラルプロダクト、ナチュラルコスメティックが各1の計8つのステージを使用し、1900を超えるブース構成で繰り広げられ、初日から大盛況でした。
 フェアを概観しますと、食品や飲料品が展示場のかなりのウェートを占めるものの、化粧品、衣類、靴、装飾品、寝具、キッチン用品、文具、ベビー用品、家具調度品、建築資材、バイオ製品に必要な機械類、各種パッケージ用品、保存や運搬用品など私たちの暮らしをほとんどカヴァーできる出展内容で、"オーガニック製品といえば食品"という私たちが持つ概念を一変させました。
 また、フェアにはメーカー、商社、流通などからのバイヤーが駆けつけ、大きな単位での商談が行われ、開催早々、年間生産量の大半の販売契約に至ったブースも数多く出ており、フェアが単なるお祭りイベントではないことを示しておりました。
一方、子供ずれの家族が試食したり、野菜、ワイン、その他の日常品をショッピングする姿も見かけられ、決して安くはない入場料(20ユーロ)を払ってまでもオーガニック製品を手に入れたいといったドイツ市民のニーズの強さをうかがわせました。
私たちの出展ブースは、3つのオーガニック食品国際展示場のうちステージ2のブラジルエリアに設置されました。今年はドイツとブラジルのオーガニック製品に対する連携が強化され、国際ステージの中でもブラジルがひとつの枢軸と位置付けられたため、ブラジルエリアだけでもブラジル農林水産省関連のスタッフ、IBD(ブラジルの有機栽培認証機関)のスタッフ、農業連盟的なNPOのスタッフ、通訳などをむくめて総勢100名近くの大所帯で出展しました。出展前日にはドイツオーガニック市場の現状、ヨーロッパでの貿易の現状とポイント等について、ブラジル出展関係者のみのための講習会が、専門講師を招き半日かけて開かれ、ブラジルオーガニック製品に対するドイツ・ブラジル両国の熱が伝わってきました。
 
健康食品としてのアガリクスを熱心に求めてきたのはフランスのバイヤーたちで,健康食品を求める大きな流れがあることを実感できました。

 開催2日目に私たちの手元に届けられた、ドイツのオーガニック関連情報を取り扱う情報誌"BIOPRESS"は3ページを割いてブラジルのオーガニック製品を紹介しており、最終ページにはGAPIのアガリクスとその製品パッケージの写真が大々的に掲載されており、私たちを驚かせました。これは事前に送付しておいたブラジルブース全体の製品に関する資料や写真から主催者側が選んで記事にしたもので、ヨーロッパのオーガニック市場でもアガリクスへの関心がとても高いことを示しました。
また、1900を越えるブースの中でも健康食品の素材となるものを扱っているブースがわずかしかなかったことと、茸類を扱っているブースも5つしかなかったことなどで注目を集めたようです。同時に茸類のオーガニック栽培は難しいといわれていることが、世界的に現実であることが把握できました。

 開催3日目は夕刻6時から、各ブースでそれぞれ趣向を凝らした親睦会が自由参加で行われ、参加者の遠征の疲れを慰労し、音楽やダンスによって言葉の壁を越えた国際親睦がはかられました。アルゼンチンのブースではプロのダンサーによる本場のタンゴが聴衆を魅了し、オーストリアのブースではブラスバンドが心地よい伝統音楽を奏でたりと各国の民俗音楽や舞踊が披露されました。ブラジルのブースではプロのミュージシャンが本場のサンバを立て続けに演奏し、ブースの中央のサービスカウンター前はダンスホールと化しました。カウンターではオーガニックのコーヒーやワイン、ピンガ(ブラジルの酒)などとともに、GAPIが素材提供したアガリクスの創作料理が振舞われ、大好評でした。
料理を担当したのはパウロ・シケイラというブラジル人コックで、ロンドンとパリで教える新進気鋭の国際的な料理の鉄人です。アガリクスソーセージ(事前に地元ドイツのソーセージメーカーにパウロを通じてGAPIが依頼したもの。こんな味のソーセージは食べたことがないとドイツ人グルメも絶賛。)、アガリクスレバーペースト(ワインに合うと好評)、ムケッカブラゼイ
(ブラジルの伝統料理で、カレーライスに似たもの。フランス人やザンビアの人にも大変おいしいと評価されました。)、ページョンアガリクススープ(ブラジル原産の豆を使用した伝統的なスープをパウロがアレンジしたもの。)、アガリクスブロインニャ(プチケーキ風のブラジルの伝統菓子。特に女性に人気でした。)、アガリクスレモンジュース(さわやかな飲み味で開催期間中を通してサービスされました。)、以上が振舞われたアガリクス料理です。パウロは、おいしい料理だけではなく、アガリクスの食材としての可能性を創造しくれました。食材を扱う大半のブースが試食・試飲・サンプル配布を行っておりましたが、これだけ本格的に食材を料理して振舞ったのは私たちのブースだけであったと自負しております。
 フェア開催期間中、メインエントランスの眼前にある中央大ホールではオーガニックに関する最先端の研究発表やセミナーが連日目白押しに開催され、参加者や関係者達は商談の合間を縫って熱心に参加していました。また、各ステージ間、各ブース間での情報交換も促進され、国際的なフェア参加のメリットとして、商談ばかりではなく、技術交流や加工面での協力・提携の促進があることを肌で感じました。ブラジルブースだけでも広大な国内各地から、日ごろは会うことのない、様々なオーガニック技術を誇る生産・加工技術者があつまって、人々・技術・情報の触れあいが出来たのは素晴らしいことでした。

 フェアの合間を見て、ニュルンベルグの目抜き通りであるケーニッヒ通りを中心にスーパー、デパートなどの食品や健康関連コーナーを視察してまわりました。"BASIC"は約9000軒の有機栽培農家、2兆7千億の年間売り上げを誇るドイツオーガニック市場を支えるオーガニック商品販売の専門店の最大手のひとつで、食品を中心に日常品の数々をオーガニックで取り揃えており、品質、味、安全性、環境問題、健康についてのドイツ国民の関心とニーズの高さを改めて痛感しました。

 会場のあちらこちらにオーガニックメッセージのポスターや垂れ幕があり、[What are you eating now?](私たちは今、一体何を食べているのか?)、[anti-aging](老化しない。)などのキーワードが目に飛び込んできました。そして、フェア主催者の用意した6枚のポスターメッセージはフェアのコンセプトを明快に伝えていますので、最後にこれを紹介します。
[Good Organization is anything but bureaucratic.]
(良い組織は決して官僚的ではありえない。)
[The value of partnership]
(組することの価値。)
[Click on anytime]
(いつでもつながる。)
[Where organic people meet.]
(オーガニックな人の集うところ。)

 そしてIFOM(国際有機農業運動連盟)がこのフェアのために提示したポスターメッセージは[proud to be a part](一員であることの誇り)でした。[Organic]を支えるコンセプトとして[Organization]を強く掲げています。つまり、有機栽培農家やメーカー、オーガニック製品取り扱う流通や小売、オーガニック製品を求める人々がばらばらに活動するのではなく、"オーガニック"というキーワードが持つこだわり、安全性、環境対応といった多面的な切り口で、まさに有機的なつながり=[Organization]=組織を形成することこそ大切なのです。その組織も官僚的なものでは決してなく、自発的かつ有機的なつながりとして広がり、環境(自然や労働環境など)への優しさ、人(消費者、販売者、生産者)への優しさを訴求し、普及させようとするのが主催者側のメッセージでした。
そして、私どもも「オーガニックアガリクス」という製品を通して、皆様と今後さらに「有機的に」つながっていければと心より望んでいます。

HOME