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オゾン層

  

オゾン層
 約46億年前に地球ができた時の大気の主成分は二酸化炭素でした。
20数億年前に海の中で生命が生まれ、光合成によって酸素が生み出され、その酸素が上空に上がることによって約4億年前にオゾン層ができました。
オゾン層が形成されていなかった地表には、有害紫外線が大量に降り注いでいたため、陸上に生物は生存できませんでした。
オゾン層ができて、有害紫外線が地表に降り注がなくなり、はじめて海から陸上に生物が上陸しました。
オゾン層が無くなれば陸上の生物は死滅してしまいます。
陸上生物が生きていくためにはオゾン層が必要なのです。
現在、フロンによるオゾン層の破壊は進行し、南極上空のオゾンホール(オゾンが50%以上減少した状態)の面積は、毎年拡大して、今では南米の南端まで届くようになりました。
また、北極圏のオゾン層の40%減少(NASA1997年4月)、日本の上空でも30%以上の減少(国立環境研究所 1996年4月下旬)など、各地でオゾン層の減少が観測されています。
オゾン層の破壊が進行すると地上に降り注ぐ有害紫外線が増加しますが、特に紫外線B(UV−B)は、表皮の免疫機能を司るハンゲルハンス細胞を減少させ皮膚ガンの原因となり、また、白内障の原因になっているといわれています。
また、有害紫外線の増加は、人間だけでなく動植物に対しても深刻な影響を与えます。

フロン
オゾンホールはどのように出来るのでしょうか。
フロンはフッ素と塩素から成る化合物です。
それがオゾン層に入ると、塩素はオゾンと反応して一酸化塩素と酸素を作ります。
Cl + O3 → ClO + O2
さらに、ここで出来た一酸化塩素は酸素原子と反応して、再び塩素に戻ります。
ClO+O → Cl + O2
いったんオゾン層に塩素が注入されると、塩素はリサイクルされて循環反応となって、結果的に塩素を触媒としたオゾンの分解反応を継続的に繰り返すことになります。
フロンは塩素原子を含むため非常に安定した物質で、また、空気よりも重いので、ゆっくりオゾン層に到達します。到達するのに約15年かかります。
ですから、現在オゾン層を破壊しているフロンは15年以上前に大気に放出されたものです。
しかし、その量はフロンガス全体量の半分であるといわれ、冷蔵庫、エアコン、ジュースの自動販売機の中、工場の洗浄剤、発泡ウレタンの中などにまだ残っていて、これが放出されると、2020年には最大で上空のオゾンの2/3が破壊されるといわれています。

* CFC(クロロ・フルオロ・カーボン)「特定フロン」:オゾン層を破壊する性質が最も強い(10万倍のオゾンを破壊)。
* HCFC(ハイドロ・クロロ・フルオロ・カーボン)「代替フロンT」:オゾン層を破壊する性質が強い(1万〜3万倍のオゾンを破壊)。
* HFC(ハイドロ・フルオロ・カーボン)「代替フロンU」:オゾン層は破壊しません。しかし、二酸化炭素の約1300倍の温暖化ガスとなります。
 
国連WHOの警告
国連WHOは紫外線についての警告を発表しました。
  国連WHOの警告(2002年)
   1:午前10時から午後4時までは直接日光を浴びないようにしましょう。
   2:新聞等で報道されている紫外線指数を毎日チェックしましょう。
   3:日陰に入るようにしましょう。
   4:外出するときは、帽子、長袖、サングラスを忘れないようにしましょう。
     UVローションを使いましょう。「SPF(Sun Protection Factor)は15+以上」
   5:日焼けマシーンは使わないようにしましょう。

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